私にとってのコルクタイル/コラム18


横内敏人(よこうち としひと)

1954年 山梨県生まれ
1978年 東京芸術大学美術学部建築課卒業
1980年 マサチューセッツ工科大学大学院修了
1981年 アーキテクチュラル・リソーシズ・ケンブリッジ
1983年 前川國男建築設計事務所
1990年 横内敏人建築設計事務所設立
1994年 京都造形芸術大学環境デザインコース助教授



私がコルクタイルと出会ったのは、まだ学生だった頃
フランク・ロイド・ライトの落水荘を見に行った時だった。

落水荘のバスルームは何と、床から壁・天井まですべてコルクタイルが貼られていたのだ。
冷たいタイル貼りのバスルームしか知らなかった私にとって
それは衝撃的で、その暖かな印象を今でも鮮明におぼえている。
しかし、考えてみれば、コルクは有機質でありながら、耐水性の強い材料で
昔はビール瓶の王冠の内側には必ずコルクが貼ってあったし、ワインの栓もコルクでできている。
水に浸しておいても腐らない訳だから、バスルームの内装に使っても大丈夫なはずである。

ライトもワインのコルクを見て荘思ったに違いない。
それ以来コルクタイルは、好きな素材として今では当事務所の床仕上げのスタンダードとなっている。
特に床暖房を施す場合、立ち上がりが早いので、きわめて好都合で

この「桃谷の家」でも3階はすべてコルクタイルの床となっている。
クッション性があり寝ても良し、立って歩くのも良しということで
このようにファミリールームに使うと、その部屋の使われ方の巾が広がるように思う。
そして、いつかライトのようにバスルームに使ってやろうと、ひそかに考えている。




「桃谷の家」
  設計:横内敏人建築設計事務所
床:ロビンソンコルクタイルRB2・MA




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