私にとってのコルクタイル/コラム5


松永 安光(まつなが やすみつ)

1941年
東京生まれ
近代建築研究所主宰



母親の家の敷地南側の庭先に建てた娘夫婦の家である。
音楽をやる施主の希望で、
ホール兼用の広いワンルームの居間を2階に、寝室を1階に配置。
三角形の平面形は日照条件から出てきたものだ。
施主は赤毛のアンに憧れ、アーリーアメリカンの家を望んでいた。
私の主義と全く反する要望ではあったが、
しかし、いつまで突っ張ってても仕方ないな、
少しぐらい自然にやってもいいかなと考えて作った家がこれ。
それまでは無機質な建築を求めて、天然の素材を使いながら、
モノクロームで、素材感がなくて、しかも温かくて清潔という材料を多用してきた。
しかし、最も硬直化した意識を持っているのは建築家なのではないかと考え、
この住宅では禁欲的な素材という枠を一切外して作ってみた。
床はそれまでよく使った黒のコルクタイルはやめて、素材色のコルクタイルとし、
建具はシナベニヤをそのまま使っている。
外形は鳥のように飛び立つ姿となり、人によっては蝶と見えたりして気に入られ
、室内楽の夕べなどを催して、大いに楽しんでもらっている(談)



Tハウス(東久留米市)SKM設計計画事務所 床:RB2・LA



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