「第5回コルクに着けた蘭の実例の巻」
(その2)



97年2月末からの東京ドームの蘭展に、コルクに着けた蘭の参考見本を数十種類展示しました。入場者の皆さんは花の咲いているものに対しては即反応しましたが、花の咲いていないものに対しては如何に根がコルクの表面によく張り着いていても余り感心した様子が見られませんでした。私の小さな温室では、蘭展の時期に合わせて開花してくれるものは限られているので、店にもう一歩迫力を出させることが出来ず残念でした。以下前回に続きコルクに着けて蘭展に出したものを実例としてお示しします。




(5)オンシジューム ロンギペス
Onc.longipes


株情報;
○原産地ブラジル○草丈10cm
○開花期○花命
○香りなし○草容姿少々乱れる
○耐寒暑性あり、強光がよい○休眠しない
○値段1.500円
○特徴匍匐する



コルク銘木に張り着いて始めての開花で、株自体は貧弱なものだったにも拘わらず、ほしいと言う人が何人もいた。「見本だから売れない」と断り続けたが、銘木に着いた姿の可憐さに魅せられたのか大変切望された方がいたので譲ってしまった。




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